The Little Schemer 読了


Scheme本、The Little Schemer を読了しました。

この本はSchemeの再帰を問答形式で徹底的に教えてくれる良本です。
私の場合はプログラミングGaucheを先に読んだのですが、「The Little Schemer」を読んだ後に「プログラミングGauche」を読むと、さらにSchemeの理解が進みました。
私の感覚では、環境の整備とSchemeの基本的な部分は「プログラミングGauche」の第2部まででやって、「The Little Schemer」読了後に「プログラミングGauche」の残りの部分を読むとい読み方も良かったかもしれません。

この本の構成は問答形式になっています。
プログラミングの本を読むときは、よーく考えて実際にプログラムを書いて実行してみるってのが重要だと思うのですが、その点、この本の問答形式っていうのは凄く良い構成で、説明形式の本よりか読み流しにくい感覚があります。
章毎に練習問題を設けるプログラミング本はよく見かけますが、こういう問答形式のプログラミング本ももっと増えればいいのではと思います。

さて、この本の目的が再帰のマスターと序章で書かれているだけあって、再帰の説明が充実しています。
再帰の説明部分では、再帰を用いた手続きを実行したときに、値がどのようになっていくかを丁寧にトレースして処理の流れをつかむ様に仕向けられています。
再帰を展開してみて実際に書き出す作業をしているうちに、徐々に頭の中で展開できるようになっていけるようになりました。

また、継続渡しの説明が秀逸ですね。
この本では継続渡しを「集める」という単語で説明しているのですが、私の知るかぎりでは他の文章にはなかった説明です。
継続渡しを「集める」という感覚で理解すると、私の場合はすんなり理解できました。

この本はかなり簡単な英語で構成されています。
分からない単語は、iknowでリストを作ってみたのですが、総数は54個だけでした。
英語に抵抗のある人のハードルも低いと思います。

Schemeの重要な要素「再帰」を学んでSchemeの空気に慣れるには本当にいい本でした。お薦めです。




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